子供の弁当のレシピも、毎日作り続ければネタは尽きる。やや偏食ぎみだった子供時代の私の弁当を作ってくれた母はかなり子供の弁当のレシピを考えるに苦労していただろうと思う。
友達の弁当をのぞき見をしては、レシピを訊ね、子供心にも自分の弁当レシピを増やすべく、毎日友達の弁当のレシピの話を母に話した。中には、それを弁当のレシピにしてしまうのはどうよ?と思えるような物もあったが、千差万別、弁当のにいれていいもの悪いもののルールはない。
レシピの話をするという事は、弁当に入れてほしい子供心から来るものだと、母は気にとめてくれたのだと思われるが、実はそこまで弁当や料理のレシピにこだわりを持っていたのではなく、弁当や料理のレシピというのは会話として当たり障りのない無難なものであったからである。
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友達の弁当のチェックをするは、いちいちレシピは聞くはで、周りからはさぞ食い意地のはった子供だと思われていただろう。
母が子供に毎日弁当を作り続けた時期は高校の3年間で、幸いにも義務教育時代は公立の学校であったため、私立の学校へ通う子供と比べれば、平日の弁当をつくる手間はやや少なかったかも知れない。
それでも、子供が起きる2時間前にはレシピを考え弁当の支度をしてくれたのである。当時はあまり感謝もせずに頂いていたが、本当にありがたい話である。