「子供の弁当なんてコンビニでいいのよ。」子供の頃、弁当を出来合いで持ってくるなどという話は私の時代には殆どなかったので思わず耳を疑った。
子供を持つ母親である友人に聞けば、共働きが多くなった今の時代、親からお金を渡されて弁当をコンビニで買うということに疑問すら感じない子供も少なくはないようで、むしろ手作り弁当なんて子供の間では格好悪いという風潮もあるのだという。
子供の頃、弁当は母の手作りををいただくことで愛情を再確認していた。冷めても美味しいと感じることが出来たのはそこに母の気持ちがこもっていたからであろう。
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シンプルな味付けで、冷凍食品も今のように安く、バリエーションがなかった時代、子供へのお弁当は卵、チーズ、海苔、ウインナー・・弁当向きの食材は、母の手によって魔法のように、卵はオムレツになり玉子焼きになり、私達を楽しませてくれた。
今考えてもありがたく、早起きをして毎朝弁当を作ってくれた母の後姿は忘れない。コンビニの弁当は大人になっても食べられる。
でも子供への愛情でいっぱいの母親の弁当は、子供のときしか食べられない。そして子供が大人になった時、自分が母親から愛されて育った子供だったと再確認できるような弁当をお母さん達には作っていただきたい。