子供は弁当に華やかさを要求する。子供が弁当を持っていく時、子供に希望を聞くだろう。子供は食材そのものを挙げることもあるが、子供が弁当に求める特色の一つに、弁当の芸術的ともいえるセンスが挙げられる。
例えば、ウインナーがたこさんの形であるとか、お花型のゆで卵とか、ハート型に散らしたデンブのチラシ寿司とか、食材の味そのものよりも、食材の形から入り、それから味の好みがついてことも多い。
子供は弁当から創造性を高めることが出来る。子供の弁当は、目で口でそして心でと五感をフル活用して楽しむことが出来るように作られている。子供は弁当によっても感性が育てられるのである。
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ハムとチーズで巻いたサンドイッチを車の車輪に見立てた車の好きな男の子を持つお母さんが作る子供の弁当。子供はやがて、車の形をしたお弁当を繰り返し食べていくうち、その車が何で出来ているのかに興味を覚える。
そして、そのうち車の形をしていなくても、ハムやチーズが自分の好みの味であると判断していくようになり、やがては食材を形からの好き嫌いで判断していた先入観と入れ替わる時期がくるのである。
大人になると、経験上味の想像が付くことから、食べてみたい弁当というものを、けして食材の形だけでは判断しなくなる。だけど、彩りや形を楽しんでいた子供時代に戻って形が美味しそうな弁当という感覚をもう一度味わってみたいと思う。