関係が無いようで、実は生活に深く関わっている国債。市場流通のしない個人向けのものもある。
10年の国債はその名の通り満期償還時までの期間を10年とする国債である。10年の国債の金利は長期金利の指標、いわば基準とされており、身近なところでは住宅ローンの金利、融資の際の金利の目安となるものである。
ところで国債とは、資金を調達する時に、国が借り入れ証書を発行する信頼度の高いといわれる有価証券である。利付き国債といわれ、発行時にすでに固定の利率が定められている。
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額面は100円で発行、証券に表示された利率による利子が確定しているものであるが、10年国債は発行された後に金融市場での売買が可能であるため、実質は株券や他の債券と同様に、売り手と買い手の間で価格が決まるのである。
このため、流通されている10年国債の需要が高まり買い手が多いために価格が上昇すると金利は下落し、買い手が少なく10年国債の価格が下落すると金利が上昇するといった影響を長期金利に促すようだ。
ところで10年の国債には『個人向け』として発行されている変動型も存在する。個人向けの10年の国債は購入後、満期以前に手放す際には一定の保有期間を経過すれば、直接国が買戻しをするもので、利付き10年国債のように市場流通できるものではない。変動型では最低利率0.5%を設けている。